ボーナス時期に是非ご一読ください!!!
春のボーナス。
冬のボーナス。
ボーナスがあるから頑張れる。
ボーナスのために頑張る。
むしろボーナスがなかったら生計が成り立たない方も中にはいるはず・・・!
春冬ボーナスが多いようですが、年3回もしくは決算期に合わせて年1回のところは、秋ボーナスもあるようですね。ただ、不平・不満、満足などボーナスに対する声は様々。そこで今回はボーナスの支給額について書きたいと思います。
賞与(ボーナス)とは
定期給の労働者に対し定期給とは別に支払われる、特別な給料のこと。
定期給の労働者に対し定期給とは別に支払われる、特別な給料のこと。
支給額は欧米が0.5~1ヶ月分なのに対し、日本は0.5~3ヶ月分。海外の人から見たらすごい事だそうです。
正社員になれば”ボーナスはもらえて当たり前”と思っていませんか?
実は…
賞与の支給が法律上で義務づけられるものではないため、懲罰の手段として賞与を未支給(カット)にしても法的に問題はないとの事!
これは意外!実はボーナスって法律で定められていないらしい!!なので正式支給額というものは存在しないのです。
とはいっても、すでに”もらえるだけありがたい”から、”もらえて当たり前”の世の中に変わってきています。暗黙の了解で企業も出さざるを得ないうえに、ボーナスが出ない会社には行きたくないと思うのが本音。
◆ボーナスの支給額
それでは、どのくらいのボーナスが支給されるのでしょうか。
All Aboutさんの調査によると、2014年夏の平均賞与支給額は81万8340円。
これは上場企業と非上場企業の合わせて195社の平均支給額の結果です。
それにしても平均がこの額って…もちろん非上場企業でこれだけもらっているところは少ないはずなので、これより多くもらっている会社がある、という事に驚きです…。(管理職含む)
http://allabout.co.jp/gm/gc/443746/
業種別に確認してみましょう。
製造(自動車・部品/精密機械など) | 平均:101万円 |
---|---|
金融系(銀行/生保/損保/証券など) | 平均:40万円 |
物流(運送/引っ越し業者/輸送) | 平均:40万円 |
外食・その他サービス | 平均:47万円 |
公務員(国家公務員) | 平均:58万円(管理職を除く) |
また、バス・鉄道会社は常にTOP10入り、キリンビールも過去5年間TOP10入りをしており、安定をみせています。
◆覚えておきたいポイント!
退職月とボーナス月が重なった場合
「ボーナスをもらってから退職しよう」
よく耳にするパターンです。これは実際可能なのか。
答えは50:50です。
100%もらえないわけではありません。
これは冒頭でもお伝えしたように、ボーナスに関して法律で定められているものはなく、あくまでも会社の就業規則や賃金規定によって定められているため、しっかり確認する事をおすすめします。辞める内容にもよりますが、会社側からしたら『辞める=向上心がない』と思った際にはお金を払いたくないと思うのが本音です。
ですのでボーナス月と退職月が重なっている、もしくはボーナス月と退職月が1ヶ月以内の場合でもしっかり算定基準にのっとり支給される企業もあれば、企業によってはもらえない又は半額になるケースもあるようです。(いわゆるブラック企業と呼ばれるものです。)
ただし、算定基準に反していて納得がいかない際は、訴えれば勝ち取れることもあります。会社の都合のまま終わらせたくないのであれば規約をしっかり読み、裁判をすることも1つの手でしょう。
大体は「ボーナスなんかいらないから早く辞めたい。」、「裁判沙汰で面倒なことになるならボーナスなんていらない。」そう思う人の方が多いため、流れるケースが多いのが現状です。
下記、参考までにどうぞ。
【賞与の算定方法】
http://sr-aozora.biz/09html/201-3/
参考:あおぞらコンサルティング
【大卒のボーナス平均支給額】
http://careerpark.jp/6298
参考:CareerPark![キャリアパーク]
【『大手企業』と『ベンチャー企業』の比較】
http://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000693
参考:リクナビネクスト
一見、ボーナスだけ見ると「えっ」と思うかもしれませんが、ボーナスが高くても毎月の手取りの給料が低かったり、ボーナスが低くても福利厚生がしっかりしていて、社宅に住んでいる場合は家賃光熱費がほとんどかからなかったりとメリットはその各会社によって様々。
結果、タイトルの「もしかしたら損してるかも?企業のボーナスの正式支給額って・・・?」についてまとめると、正式支給額という物は法律上では存在せず、企業の規定に基づくものだということ。また、「損しているかも」という事に関しては、どのような社会情勢でもしっかりとボーナスを支給できているのは素晴らしい会社だということです。
企業は社員のモチベーションを下げないよう考え、社員は企業に相当分の働きをする。それが押し付けではなく、「誰かのために頑張りたい」そう思える会社であれば双方にとってメリットになるはず。
納得がいかないのであれば納得のいく会社に行くだけ。ボーナスにとらわれずに違う視点から会社の良いところを見出せたのであれば、きっと長く続けられるでしょう。働くうえでもう一度自分にとって何が大切なのか考えてみる事をおすすめします。
以上、ボーナスの支給額に関するコラムでした。
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